時間あたりの時間給が安い
日本において、アルバイトは非正規雇用に分類される。非正規雇用の一番の特徴として、正規雇用と比較し、総じて時間あたりの賃金が安いことがあげられます。女性の場合、出産してパートタイムで働く就業形態パターンに変化を伴った人と、正社員で働き続けた人とでは大きな開きがあり、生涯賃金で2億円近い差がでるというデータもあります。そのほか、日本における非正規雇用、アルバイト・パートの特徴をまとめます。
非正規雇用にはアルバイトのほか、パート、臨時社員、派遣社員、契約社員などが含まれ、期間を限定し、短期間ではたらく雇用形態のことを指します。
雇用契約期間が短い
雇用期間が正社員と違い、短いことも特徴の１つです。一般的には雇用期間は１〜３年となっており、器用期間に継続性がないため比較的不安定といされています。現在では雇用期間が5年を超えた場合は法律上、正規雇用に切り替えないといけません。
労働時間が短い
法律上では正規雇用、非正規雇用での労働時間のしばりはないですが、正規雇用と比較すると、雇用主との契約期間定められる労働時間が一般的に短く扱われます。
賃金の上昇がほとんどない
長期間勤続して、仕事の能力が上がっても給料がほとんど上昇しないのも特徴です。正規雇用の多くが、年齢給もしくは職能給であるのに対し、非正規雇用の多くは定期昇給のない職務給となっており、年次の昇給が少ない、変化がない場合が多いです。
仕事内容が単純作業
業務内容が単純業務のための安価な労働力としてアルバイト雇用されるケースが多いです。比較的業務責任の低い仕事を非正規雇用に割り当てている企業が多く見られます。
すぐにクビを切られる可能性がある
社会の景気、企業の業績が悪化した場合、真っ先に人員削減対象になります。正規雇用を優遇する企業が多く、突然解雇を言い渡されるケースもよくあります。
まとめ
そのほか、賞与が出ない、福利厚生が正規雇用と違う、キャリアアップできない、なども特徴にあげられます。こようなうなことから現在の日本では、非正規雇用は将来への展望が不安定となるため、女性、とくに中高年が多く、男性であると未婚率も高くなります。企業としては、社会保険や退職金、社員教育にかかる費用などを削減できるメリットが多くあり、1984年、バブル期以降、アルバイトやパート、派遣社員など非正規雇用が拡大しています。